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825 ヤクルト中日 10-9(3)

719 ヤクルト横浜 8-9(4)

615 日ハム横浜 3-2(3)

524 ヤクルト阪神 5-7(1)

1試合平均2.75本のホームランを見ていることになる。今年のこれまでの12球団のホームラン数を試合数で割ってみたところ1試合平均1.48本のようだから、ずいぶんホームランを見ていることになる。昨日はバレンティンのホームランを2本と堂上のホームランはしかし席を外しているタイミングだったので見逃したがそれでも2本は見ているから、1.48本よりは0.52本もたくさんホームランを見ることができた。ホームランだけが野球の華ではないけれど、最後ワイルドピッチで終わったゲームでそのワイルドピッチにも華があったしバレンティンは7打点も挙げておきながらヒーローインタビューに出てこなかったのは先に帰路についたのかもしれないと思ったがもちろんそういうわけではなかった、のだとは思った。昨日のヤクルト対中日の試合はもっともいろいろなことと関係しない試合だった。もちろんヤクルトもまだCSへの出場の可能性はまったくもって残しているのだけど、もっともいろいろなことと関係することから遠い試合であることには違いなかった。その裏で日ハムが奪取を賭けてロッテと戦い、ホークスが首位を守るべく楽天と戦い、広島がマジック点灯に向けて巨人はそれの阻止及び1ゲームでも詰めるために相まみえ、CS争いで肉薄してきた阪神がDeNAと戦った。ヤクルトと中日はもっともそういういろいろなことと関係することから遠いゲームであるかのように、見えた。かのように見えたし実際その通りだったが、大引、鵜久森、今浪といった日ハムからヤクルトに移った人々のがんばりに、目頭を熱くしながら試合を観戦したかのように、見えた。かのように見えたし実際その通りではなかったし客席でうら若いビール売りから買うと700円の生ビールも下の売店では350円で買えることがわかってしまって以降そこ以外でビールを買う気にはどうしたってならなかった、うら若いビール売りから買ったところで買えるのはビールと愛想笑いくらいなもので、しかし愛想笑いが350円で買えるならそれは決して悪いことではない、買うべきだったかもしれないと今、初めてそのように思ったかのように、見えた。かのように見えたし実際はそういった後悔をしているわけではいささかもないのだけれども今浪の顔が、右の半分が今、このメモのウィンドウの陰から覗かせている。目、眉毛、耳、目、眉毛、耳。それで今日は夕刻に『門』を読んでいたらそろそろ終わってしまいそうだったのでそれは夜に迎えたいと思ったため今週は走っていないと思ったためジムに行って走行活動をおこなった、30分間、エジプトの遺跡を映したテレビ番組を見ながら走った。ビデオシンセサイザーというのがどうなっているのかわからないけれど昨日ワタリウム美術館で見たナムジュン・パイクの展示の初期作品のあの色合いとか輪郭とかの踊っている具合とかがひたすらにかっこうがよくってすぐ疲れた。30分

と打ったところで止まる用事ができて30分くらいは経ったのだけど「30分」なんだったのだろうか。ナムジュン・パイク、30分。30分くらいの尺の作品がいくつもあって、というのはあったけれど、それを書く流れというか気分の記憶は持っていない。30分。なんだったろうか。30分。日ハム、5回終了時点でヒット1本とエラー3つ。西武相手に0-6で負けている。こういうのを金縛りというのだろうか。一方でソフトバンクは大差で勝っている。今日の結果でまた-0.5差で順位が変わるのだろうか。わかりづらくてしかたがないがそれもしかたがない。30分


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