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だからその仕事を俺にくれ、くれよ。と、ボス。のそれ、をやることなく1時間だか2時間だかを過ごした私は口に出すことはできなかった。なぜならば営業活動を本格的におこなっている最中だったからだ。ともあれ眠気は昼寝のおかげでいくぶんかというかもしかしたら必要以上に失った。今晩また眠くなくなってしまったらことだと、そのように思って、いるが、今晩の眠気が、どうなるかというのは実際に、今晩寝床に、入ってからで、ないとわからない、というのが事実、であろう。だから今から、気に病む必要はひとつも、ない。アピチャッポン・ウィーラセタクン。店のブログに漱石がどのように面白いのかを書いた。そうしたら書いていることが十分に楽しい心地をもたらした。それがなによりも大事なことだった。書くことが愉悦であるときテキストも初めて踊ろう。少なくとも私の場合はそうなような気がした、のはいくらか前の話だった、たしかに楽しんで書いたとき、それはよいものとなった、楽しくないで書いたとき、それはさえないものとなった、それを実感する機会がひとつあった。今日わたしは人間とどれだけ話したろうか、をふと考えた、朝にスタッフというか朝の時間をお願いしている子というか方というか子とほんのすこしだけ口をきいた。ほかのお客さんがおられたからほんのなんことかだけ話してしまいになった。それから昼の営業をおこなった。誰とも特別に話すという機会はなかった。それから今日は八百屋さんが休みだったから八百屋さんと会話をすることもなかった。それから昼寝をして仕込みをして夜の営業をはじめた。オーダーのやりとり以上の話をおかえりの際とかにすることもなかった。口以外に指ではどうかと言ったら誰かと無料通信アプリLINE(ライン)でコミュニケーションを取った形跡もない。

とここまで書いてなにかで止まった。今日も休肝日にする予定だったのが結局飲んでいる。光遠の残りとと箕面ビールのヴァイツェンを飲んだ。次はなににするか。ひとまず門を読むか。


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